首こりも、肩こりと同じように「姿勢の悪さ」が主な原因と言われています。例えば、無意識に前かがみとなる「猫背の姿勢」や「顎が上がった姿勢が癖になっている人」、パソコンの液晶モニタとオフィスチェアの高さが合っていない場合も、首に負担が掛かる姿勢となります。
成人男性の頭の重さは3~5kgほどあり、これは、ボーリング玉の11ポンドに相当する重さです。その重い頭を、細い首で支えているわけですから、少しでも頭の位置が軸からずれると、首に大きな負担が掛かることになります。それが原因となり、首の付け根周辺の血行を悪くし、「首こり」を引き起こします。
ですから、首こりを引き起こさない為には、、「首への負担を軽減できる」「顎を引いた正しい姿勢を保つことができる」「液晶モニタの高さに合わせて正確な調整ができる」が条件になり、その環境を整える為には、以下の機能を搭載したオフィスチェアを選ぶ必要があります。
- ・ 背もたれはハイバック
- ・ 調整機能付きアームレスト(肘置き)
- ・ 可動ヘッドレスト
基本的に10万円を超えるような高級オフィスチェアは、どれも「首こり」を最大限軽減できる造りになっています。例えば、背中まで伸びた大きな背もたれは、本来、肩だけに掛かる負担を体全体で分散することができますし、アームレスト(肘置き)は、肩に掛かる腕の重さをカバーします。頭を支えているのは「首」と「肩」ですから、肩の負担を軽減することは、首への負担も軽減することに繋がります。また、ヘッドレスは、首を支え、顎を引いた正しい姿勢に導いてくれます。
そして大事なのが、「調整機能」。
枕の高さを高くすることで首こりが解消する人もいれば、枕の高さを低くすることで首こりが解消する人もいます。それと同じように、オフィスチェアも、その人の体に合った微調整ができるかが非常に重要となります。安いオフィスチェアに、この調整機能は付いていません。背もたれの角度・ヘッドレストの高さを自分の体ぴったりの調整にすることが、首こり解消の第一歩となります。
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